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不妊外来

不妊検査及び人工授精までの不妊治療を行います。

不妊症とは、妊娠を希望されて2年経っても妊娠に至らないご夫婦を指しますが、妊活をはじめて間も無くご相談に来られる患者さんが予想以上に多くいらっしゃいます。近年の晩婚化や、働きながら様々な事情をお持ちの女性が多い現状を考えると、2年経たなければ検査できないともいえません。

タイミング指導だけしてほしいと来院される患者さんも多いのですが、なるべく早期に初期検査だけでも受けておく事、特に卵管の検査は卵管の通りを良くする治療的効果も期待できますし、男性不妊の割合は確実に増加していますので精液検査も早い時期に受けて頂く事をお勧めしています。また一般的にいう卵巣年齢(AMH検査)は生理が毎月順調にある方も予想外に悪い結果が出る事もあり、治療を急ぐ必要性があるかを判断するためにやはり重要な検査です。

まずは必要な検査をして頂き、異常がなく時間的余裕があれば、タイミングをとる指導をした上で暫く治療なしで様子をみるのも一つの選択だと思っています。治療通院は少なからず精神的時間的ストレスが発生しますし、それがかえってご夫婦にとって良くない事もあると感じているからです。

それでも妊娠に至らないご夫婦がいるのは事実です。割合からいうと、昔は10組のご夫婦に1組、最近の統計では10組中2組とも言われています。そうなるとやはり医療の介入が必要になってきます。現状の不妊治療の最高峰は体外受精、顕微受精ですが、当院では安易に体外受精をお勧めする事はせず、まずはホルモン状況をみながらタイミング指導、人工授精までのなるべく自然に近い形での妊娠を目指します。しかしながら目的は妊娠する事である以上、検査、治療の経過から体外受精をお勧めせざるをえないご夫婦がいるのもまた事実です。

貴方が今漠然とご心配されている状況があるのであれば、まずは検査を受けて頂き、妊娠のための知識もつけて頂きながらそれぞれの患者さんのニーズにお答えする場としてご相談に応じていきたいと思っています。

*一通りの初期検査には、約7-8万円の金額をお考え下さい

コラム「不妊予防のすすめ」

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