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生理痛・子宮内膜症外来

不妊治療をする中で、あまりにも多い子宮内膜症の合併に興味を持ち、子宮内膜症の実態を知ると共に、早期発見、早期治療に努めてきました。強い痛みを伴い、わずか5〜6 年の間に、2度3度、手術と再発を繰り返すのも少なくない事、また進行すれば高率に不妊につながるのが内膜症の現実であり、まず患者さんにとっても、卵巣機能にとっても負担のかかる手術療法をいかに減らすか、そして難治性不妊をいかに防ぐかを目標に、様々な薬物治療を経験してきました。

子宮内膜症は女性ホルモンにより増悪し、対症療法を除いてはホルモンを動かす薬物を使用する事は避けられません。勿論手術療法は有効な治療に間違いはないので、最低一度はどこかのタイミングで手術を受けざるを得ないのだとしたら、最善の時期に、最小のダメージで手術にもっていける様に、また術後の再発を防ぐためにも、それぞれの薬物のメリット、デメリットを見極め、最も効果的に使い分けていく事はとても大切だと思っています。またそれが不妊予防に、そしてQOL(クオリティオブライフ)の向上につながると大いに期待しています。

薬物療法の種類
NSAID s
COX-2 阻害剤
抗ロイコトリエン受容体桔抗剤
漢方薬
低用量ピル
ダナゾール(低用量)
GnRH アナログ
ジエノゲスト
レボノルゲストレル除放IUD( ミレーナ)
アロマターゼ阻害剤

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